ハロー!ブノワ(15歳)です。
今日は「食材研究所」をお送りします。
今月は「グレープフルーツ」です。
グレープフルーツはおなじみの果物で、ぼくが住むイギリスでもよく食べます。
グレープフルーツはいろいろな種類がありますが、代表的なものは以下の通り。
まずはオーソドックスなグレープフルーツ。
2つ目はルビーという赤い果肉のグレープフルーツ。これに対して普通のグレープフルーツはホワイト、マーシュとも言います。
グレープフルーツはホワイトは酸味が強く、砂糖をかけて食べる人もいます。反対にルビーは酸味が少なく甘いです。
生で食べるのがほとんどですが、料理にも使うことがあります。加工食品もあり、代表的なものではグレープフルーツジュースで、ジュース以外ではジャムなどがあります。
生産ではアメリカが多く作っているイメージが強いですが、中国が生産トップ。2番目の生産地がアメリカです。日本ではグレープフルーツの生産は少ないです。ぼくが住むイギリスでも少ないですね。
さて、グレープフルーツを食べるのに注意をしないといけないのが、服用している薬の作用の問題です。
グレープフルーツの果肉に含まれている「フラノクマリン」がさまざまな医薬品と相互作用があり、薬の効果がなくなったり、効きすぎるといった作用が出ます。薬によっては副作用を引き起こす恐れがあります。
これはフラノクマリンが薬物代謝酵素(解毒酵素)の「CYP3A4」を阻害する作用によるもので、フラノクマリンが含まれるグレープフルーツとその加工品は絶対に食べたり、飲んだりしてはいけません。
グレープフルーツを食べてはならない症状は以下の通りです。
・高血圧
・糖尿病
・心臓病
・消化性潰瘍(胃潰瘍など)
・臓器移植(造血幹細胞移植も含む)を受けた方で免疫抑制剤を服用している方
などなど。
これらの症状でグレープフルーツに反応する薬については下のリンクを貼っておきますので、そちらを確認し、該当する薬を服用している方は医師や薬剤師に相談してください。
また、グレープフルーツだけでなく、同じような作用が起こるかんきつ類も要注意!対象のかんきつ類はスイーティー、だいだい、はっさくなどがあり、これらのかんきつ類もグレープフルーツと同様に食べないでください。レモンやゆずなどは薬との作用はあまりないですが、少量で食べる方がベターです。尚、みかんは薬との反応はありません。
グレープフルーツと薬はかしこくつき合いましょう。
*参考リンク*
ウィキペディア(グループフルーツ):https://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84
柑橘類と医薬品(高の原中央病院 DIニュース(PDF)):http://www.takanohara-ch.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/04/di201803.pdf
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