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にんじんの栄養の秘密とは?

こんにちは。えい子(50歳・スーパーパート)です。

今日はこんな疑問が届きました。

 

>今はにんじんが嫌いな子は少なくなりましたが、にんじんにはどんな栄養があるのでしょうか?(梨絵・小5)

 

にんじんは今は子どもの嫌いな食べ物にはランクインされていませんが、その昔は嫌いな食べ物で必ずランクインされていました。しかし、学校給食で栄養士が体にいいから食べなさいと言っても、子どもは何でにんじんに栄養があるのかがわかりませんよね。

 

今回はにんじんの栄養の秘密について解説します。

 

 

にんじんとは

にんじんとはせり科にんじん属の植物で、畑で栽培されます。いつも食べているにんじんの赤い実は根っこです。

にんじんは東洋系と西洋系に分かれており、東洋系は細長く、西洋系は太くて短いですが、ともに古くから薬や食用として栽培が行われてきました。

 

ちなみに朝鮮人参・高麗人参は別の植物ですので、今回紹介するにんじんとは関係ありません。

 

 

にんじんの栄養素

にんじんにはさまざまな栄養素が含まれています。にんじんに含まれる代表的な栄養素を解説します。

 

βカロテン

にんじんの主な栄養素であるβカロテンは強い抗酸化作用を持っており、免疫力の向上などの効果が期待されます。βカロテンは体内に入るとビタミンAに変換され、髪や皮膚の健康維持に役立ちます。にんじんのオレンジ色はβカロテンが含まれているからなんですね。

 

また、東洋系にんじんの一つである金時にんじんはリコピンが含まれており、血糖値を下げたり、動脈硬化を予防する効果があります。

 

ビタミンC

ビタミンCは実はあまり含まれていませんが、葉っぱはビタミンCが多く含まれています。

 

ただ、にんじんの葉は多くのスーパーでは捨ててしまいます…。葉つきのにんじんは自然食品店や一部の八百屋には売っているので、お店で見かけたら葉を食べてみてはいかがでしょうか。

 

食物繊維

にんじんには食物繊維が含まれており、水に溶けない不溶性食物繊維は便通を整える作用があります。水に溶ける水溶性食物繊維は生活習慣病の予防や改善効果が期待されます。

 

カリウム

カリウムはきゅうりや大根などに含まれているイメージですが、実はにんじんにも含まれています。

カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促し、塩分の取り過ぎを防ぎ、高血圧やむくみ予防に効果がある成分です。

 

 

にんじんの調理法

にんじんの調理法は生で食べる方法と加熱して食べる方法の2通りあります。

 

生で食べる

にんじんの栄養成分を逃さず食べる方法は生で食べるのが一番です。にんじんは加熱するとカリウムやビタミンCなどの水溶性の栄養素が溶けてしまう恐れがあります。

 

しかし、生で食べるのは苦手な方は加熱調理がおすすめです。

 

加熱調理をする

βカロテンは油と相性がいいため、一緒に調理することで吸収力が上昇。野菜炒めはβカロテンの吸収をよくする理にかなった調理法です。

 

油が入ったドレッシングと一緒に食べるのもOKです。

 

 

にんじんを使ったレシピ

にんじんを使った料理はさまざまです。ここで、代表的なにんじんを使ったレシピを紹介します。

 

にんじんのサラダ

にんじんを生のまま食べるサラダはにんじんの栄養を丸ごと食べられます。油が含まれたドレッシングと一緒に食べると、βカロテンの吸収力がアップ。

umenomi-recipe.hatenablog.com

 

にんじんしりしり

しりしりは沖縄の炒め物料理。にんじんを使ったしりしりはにんじんを消費しやすい一品です。このレシピではバターで炒めますが、サラダ油でもOKです。

umenomi-recipe.hatenablog.com

 

にんじんゼリー

市販のにんじんジュースを使ったゼリーです。にんじんジュースも飲みやすい味が増えているので、子どもにもおすすめ。

umenomi-recipe.hatenablog.com

 

 

まとめ

にんじんはβカロテン、カリウム、食物繊維が含まれており、βカロテンは抗酸化作用があり、体内に入るとビタミンAに変換されます。カリウムは高血圧やむくみ予防に期待できる成分、食物繊維は便通を整えたり、生活習慣病の予防に期待できます。

にんじんの栄養成分を逃さない食べ方は、生で食べることで、ドレッシングと一緒に食べるのがおすすめです。加熱調理の場合は油を使った炒め物がおすすめで、油と一緒に調理することでβカロテンの吸収力がアップします。

 

今晩の一品に、にんじん料理を加えましょう。

 

 

*参考サイト*

ウィキペディア(ニンジン):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3

にんじんの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」(クラシル):https://www.kurashiru.com/articles/eebdf0b5-9c9a-4c9d-b0d8-2b40a55e871f

人参の栄養成分がすごい!~より効果的な料理法ととっておきのレシピを教えます~(シンクヘルスブログ(H2)):https://www.health2sync.com/ja/company/blog/carrot-nutrition/

 

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