こんにちは!紗綾(高1)です。
今日は「食材研究所」をお送りします。
今月は「はちみつ」です。
はちみつはおなじみの甘味料。ウチも大好きです。
はちみつはどうやって作られるのか知っていますか?
はちみつはミツバチが花の蜜を採取し、その蜜を巣の中に集めます。
これだけでははちみつはできません。
その後、人が巣を取り出して、遠心分離器によって採集し、はちみつが作られるんです。巣にはミツバチがいっぱいいるので、巣を取り出す際は防護服を着ないといけないんです。ハチに刺されたら大変ですからね。
はちみつは甘味をつけるなど、食用に使われます。食用以外では薬や化粧品などにも使われます。
ここで重大なお話。
はちみつは誰でも無差別に食べてはダメなんです。食べることができないのは1歳未満の赤ちゃんです。
はちみつの中には「ボツリヌス菌」が含まれているんです。とはいってもごく微量。しかも芽胞を形成し、活動を休止しています。
このはちみつに1歳以上の子どもからお年寄りまでは食べても大丈夫です。
しかし、1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べると、はちみつの中に含まれている「ボツリヌス菌」が体内で発芽して毒素を出し、とても危険なんです。
はちみつを食べた赤ちゃんはボツリヌス菌が活発に働き、便秘を数日以上起こし、神経系の症状を引き起こし、最終的には死に至ります。この症状を「乳児ボツリヌス症」といいます。実際、今年に東京に住む赤ちゃんが親が作ったはちみつが入った離乳食を食べて「乳児ボツリヌス症」を引き起こして亡くなったケースも起こっています!!
赤ちゃんのはちみつの与え方について、当時の厚生省(現:厚生労働省)が通達を出しており、日本国内のどのはちみつメーカーのはちみつ商品には「1歳未満の乳児には与えないようにしてください」との注意書きが必ず書いています。はちみつそのものだけでなく、はちみつが含まれた食品・調味料でもダメなんです。
上の写真の商品はほんの一部ですが、市販の物でもこんなにあります。直接には口にしませんが、はちみつ入りの薬や化粧品もダメ。赤ちゃんの離乳食を作る際に入れてはいけないはちみつ入りの商品は調味料として最も使われるはちみつ入りオリゴ糖とシロップ、はちみつ梅、はちみつ入りのカレールーなどなど…。
ボツリヌス菌はかなりの高熱で加熱処理をしないと死なないので、遠心分離器によって採集したはちみつを高熱での加熱処理をすると品質も悪くなるのでダメなんです。
赤ちゃんをボツリヌス菌から守るには、はちみつとその含まれた商品を与えたらダメなんです。それ以外方法がありません。小児科の先生も子育ての専門家もみんな知っています。
一部の高齢者の中には赤ちゃんにはちみつを与えても大丈夫やって言っている人もいるけど、そんな話は絶対に鵜呑みにしないで!!昔の子育てが通用しても、今はダメなものがたくさんありますからね。
赤ちゃんの子育て真っ只中のお父さん・お母さん、これから出産予定のお母さんとそれを見守るお父さんは、赤ちゃんとはちみつの知識についてを理解してくださいね。離乳食にははちみつが含まれないものを作りましょう。
はちみつは賢く使いましょ♪
*参考リンク*
ウィキペディア(蜂蜜):http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E3%81%AF%E3%81%A1%E3%81%BF%E3%81%A4
赤ちゃんのはちみつはいつから?食べさせてはいけない理由は?(こそだてハック):https://192abc.com/39061
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