こんにちは!春美(高1)です。
今日は「食材研究所」をお送りします。
今月はきのうが子どもの日ってことで、「子どもの嗜好」についてお送りします。
子どもの嗜好をお送りする前に、まずは5つの味について紹介しましょう。
味には「甘味」「旨味」「塩味」「酸味」「苦味」の5つの味があり、それぞれに役割があります。
甘味は砂糖などの甘味、旨味はだしの味わい、塩味は名前の通り塩味、酸味は酢の味、苦味は薬のような苦味ですよね。
では、子どもの嗜好と5つの味はどんな関係があるのでしょうか?
甘味:エネルギー源の存在を教える役割
旨味:たんぱく質の存在を教える役割
塩味:ミネラルの存在を教える役割
がそれぞれあり、子どもが本能的に好まれる味です。
しかし…。
酸味:腐敗物の存在を教える役割
苦味:毒物の存在を教える役割
があり、この2つの味は子どもには受け入れられません。苦みのある野菜やお酢をきかせた味が子どもが苦手なのはこのためです。
しかし、苦手なものは家庭での食経験を重ねるうちに、徐々に受け入れるようになります。子ども、とりわけ乳幼児の食経験は家庭での食事が重要な役割を果たします。
小さい子どもが苦手なものを食べれるようにするためには…。
・食べやすい切り方を変える。
食材自体は家族と同じでOKですが、小さい子どもには細心の配慮をしてください。苦手な野菜は小さめに切るなど。星やハートの形でくり抜いても子どもは楽しく食べられます。
・固さを調整する。
子どもの成長にもよりますが、歯でかむのができない子には食べやすい形に作ること。1歳までの離乳食は赤ちゃんにとって食べやすいです。
・だしや調味料を使ってえぐみや苦みを和らげる。
例えばケチャップやカレー粉を使って子ども好みの味に仕上げること、天然のだしを使い、薄味にすることで子どもも徐々に受け入れやすくなります。はちみつは1歳未満の赤ちゃんには与えないでくださいね。
食べることだけでなく、楽しい食事経験を増やすことが大切!
お母さん(お父さん)が「おいしいね」ってささやいてあげると子どもが楽しく食べれますし、食べ終わった後は「たくさん食べれたね。えらかったね」と褒めてあげると、また食べたくなります。
食べている最中に叱りつけたりするなど、ちょっとした些細なことでも食べるのをやめてしまうので、叱りつけるのは絶対にやめてくださいね!
そして、子ども時代に食べれなかったものが、やがて大人になってから食べれるものが増えてきます。逆に子ども時代に食べていたものが、大人になってから食べれなくなるものもあります。ウチもそうです。
小さいうちから家庭で食べる経験を増やしましょう。
*参考リンク*
子どもの味覚はどうやって発達していくの?(HAPIKU食育):http://shoku.hapiku.com/column/004/mikaku-003/
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