こんにちは!竜平(高1)です。
今日は「食材研究所」をお送りします。
今月は「だし」です。
だしはどの料理でも必須の味。だしの味で料理が決まります。
ただ、だしは和洋中によって全然違います。
まずは和食のだしです。
和食は主に魚や海草のだしや野菜のだしがベース。代表的なものを挙げてみると…。
かつおぶし。写真は削る前のかたまりのものですが、かつおを特殊な製法であのかたまりにし、かんなのように削ったものがかつおぶしです。
こんぶ。こんぶを乾燥させたもの。佃煮のこんぶはだしとしては使えません(当たり前か)。
煮干し。いわしなどの乾燥した小魚でもだしを取ることができます。
干しいたけ。しいたけを乾燥させたものです。干しいたけはだしとして使うだけでなく、具材としても使えるので、一石二鳥です。
和食のだしは以下の方法で使います。
・かつおだし:煮物からみそ汁までいろいろな料理に使います。
・合わせだし
一番だし:かつおとこんぶから作られるだしで、主に上品な汁物やうどん・そばのつゆに。
二番だし:一番だしにかつおぶしをプラスして煮たもので、煮物やどんぶりのだしに使います。
・こんぶだし:汁物や鍋物に使ったり、精進料理に使います。
・煮干しだし(いりこだし):主にみそ汁に使います。四国地方ではうどんのだしに使います。
・しいたけだし:主に煮物や精進料理に。
和食のだしの取り方についてはすでに更新しましたので、リンクを貼っておきます。
次は洋食(西洋料理)。洋食でもだしが欠かせません。
洋食のだしはブイヨンと言って、鶏肉や牛肉とそれらの骨や筋、香味野菜を使って煮ます。ブイヨンもいろいろな種類があります。
・ブイヨン・ド・ブフ(牛肉のブイヨン)
・ブイヨン・ド・ヴォライユ(鶏肉のブイヨン)
・ブイヨン・ド・レギューム(野菜のブイヨン)
・二番ブイヨン:ブイヨンにだしがらや水、香味野菜を加えたもの。香味野菜はミルポワとも言います。
最後は中華(中国料理)。
中華のだしは湯(タン)と言って、主に鶏肉や豚肉、中国ハム、干し貝柱、干しアワビ、しいたけ、野菜を使います。中華のだしの名称については最後のイラストを見てくださいね。
本格的なだしを取りたいけど、作るのが面倒な人はだしの素を使うと手軽に料理が楽しめます。
特に洋食のブイヨンや中華の湯は何時間も煮込まないといけないので、市販のだしの素を使う方が楽(ワラ)!時間もお金も節約できますよ。
和洋中のだしで料理をおいしく作りましょう。
*参考文献*
「フードコーディネーター教本」 日本フードコーディネーター協会編 柴田書店
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