こんにちは!結梨愛(ゆりあ・高1)です。
今日は今年最初の「食材研究所」をお送りします。
今月は「酢」です。
酢は食酢とも言います。酢もいろいろな種類があります。
米や穀物、果物などから作られる酢を「醸造酢」、酢にいろいろな調味料で加工したものを「合成酢」といいます。
醸造酢の種類ですが。
穀物酢:麦やあわ、ひえなどの穀物から作られるお酢です。「梅の実」のレシピでは酢は穀物酢を使用しています。
黒酢:穀物酢または米酢を黒く熟成したものが黒酢です。米黒酢と大麦黒酢があります。主に料理にも使いますが、水で薄めて飲むのも定番です。
米酢:米から作られるお酢です。米酢だと食物アレルギーの人も安心。
果実酢:果物から作られるお酢で、代表的なものではりんご酢、ぶどう酢があります。他にもブルーベリーやマンゴーなど、いろいろな果物でも作られます。主に水で薄めて飲むほか、りんご酢ではサラダのドレッシングや果実酢作りにも使えます。
合成酢ですが。
合成酢:氷酢酸(または酢酸)を水で薄め、砂糖などの調味料で味を調えたもので、沖縄で使われるお酢です。沖縄以外の日本では合成酢は存在しません。
合わせ酢ですが、酢に調味料を加えたもので、代表的なものは以下の通りです。
すし酢:砂糖や塩、こんぶだしを加えた寿司用に使うお酢です。
甘酢:砂糖などを加えたお酢で、酢豚や甘酢漬けなどで使われます。
三杯酢:酢にしょうゆとみりんを同量ずつ合わせた酢で、酢の物やところてんに使われます。
土佐酢:酢にだしなどを合わせた酢で、酢の物に使われます。
酢はどうやって作るか知っていますか?米酢を例に見てみましょう。
1:酒精発酵…米を蒸して米麹と水を加えて発酵する。
2:酢酸発酵…1に種酢を混ぜ合わせて加温し、発酵槽に入れて食酢菌膜を植える。
3:熟成…このままでは食用には使えないので、1~2か月間熟成し、香味を円熟させる。
4:ろ過、殺菌、びん詰め
となっています。
酢はクエン酸が豊富なので、美容にもよく、血圧が高い人にもおすすめです。
お酢で毎日の食事に取り入れましょう。
*参考リンク*
ウィキペディア(酢):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%A2
食酢について(全国食酢協会中央会):http://www.shokusu.org/oxalis/teigi.html
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