梅の実学園・みんなのモグモグレシピ

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食物アレルギー

こんにちは。輝子(47歳・製造パート)です。

今日は「食材研究所」をお送りします。

 

今月は「食物アレルギー」です。

 

食物アレルギーは特定の原因食物を食べた後に免疫学的機序を介して起こる不利益な症状を起こすもので、症状はアトピーのようなかゆみや腹痛などを起こしますが、食品によっては「アナフィラキシーショック」を起こし、命にかかわる場合があります。

食物アレルギーの原因となる食材ですが、日本では食品衛生法で「特定原材料」の指定品目の表示が義務付けられています。

 

特定原材料は7品目あり、一覧をあげてみますと…。

・卵:日本では最も多い食物アレルギーの食材で、子どもが圧倒的に多いです。卵は卵そのものだけでなく、マヨネーズやスイーツ、フライ・天ぷらの衣などにも含まれます。

・小麦:米文化の日本では小麦アレルギーになる確率がわずかですがあります。欧米では小麦を主食としているため、小麦アレルギーは少ないです。小麦は小麦粉(薄力粉・強力粉・中力粉)のほか、めん類、パン、ケーキ、焼き菓子、天ぷら・フライの衣、しょうゆなどにも含まれます。

・えび:えびは日本ではよく食べますが、食物アレルギーの原因となっています。えびは子どもよりも大人に多いアレルギーです。えびはえびそのものだけでなく、えびを使ったパスタソースやえびせんべいなどにも含まれます。

・かに:かにもえびと同じく、大人に多いアレルギーです。かにそのものだけでなく、かにみそ、カニの甲羅酒、グルコサミンのサプリメントなどにも含まれます。

滝沢更科 十割そば 200g×3個

滝沢更科 十割そば 200g×3個

 

・そば:そばは重篤なアレルギー症状を起こしやすい食材です。そばそのものだけなく、そばの実を用いた枕もアレルギーを起こすことがあるので、注意が必要です。

・落花生:落花生(ピーナツ)は日本人よりも欧米人に多いアレルギーです。そばと同様、重篤なアレルギー症状を起こしやすいです。落花生そのものだけでなく、ピーナツオイルやピーナツが含まれたミックスナッツ、ピーナツバターなどにも含まれます。

・乳:牛乳をはじめとした乳製品は卵に次いで多いです。乳製品も子どもに多いです。乳製品は牛乳やヨーグルト、チーズ、バター、マーガリン、生クリーム、スキムミルク脱脂粉乳)、アイスクリームなどのスイーツ、パンなどにも含まれます。調味料ではホワイトソース、カレールーなどにも含まれます。

 

7品目の特定原材料のほかに、それに準ずるものが20品目あります。一覧をあげてみますと…。

・あわび

・いか:いかもアナフィラキシーショックを起こす場合があります。いかそのもの以外にいかの塩辛、シーフードラーメンに入っているいかなども含まれます。

[訳あり] OWARI いくら醤油漬け 冷凍 500g

[訳あり] OWARI いくら醤油漬け 冷凍 500g

 

・いくら

・オレンジ

カシューナッツ

キウイフルーツ

・牛肉:牛肉はこれに関連する乳製品のアレルギーの方は注意が必要です。

カリフォルニア産 生クルミ LHP (無添加、無塩) 1kgパック
 

・くるみ

みたけ いりごま(白) 1kg

みたけ いりごま(白) 1kg

 

・ごま

・さけ:鮭は鮭そのものだけでなく、鮭の焼きほぐしのびん詰、鮭缶などにも含まれます。

・さば:さばはさばそのものだけでなく、さば缶なども含まれます。

まめやの底力 北海道産大豆 1kg

まめやの底力 北海道産大豆 1kg

 

・大豆:大豆はかつては卵、乳製品に並んで、「3大アレルゲン」とも呼ばれました。大豆も子どもに多いアレルギーで、大豆そのものだけでなく、豆腐や納豆、油揚げ、厚揚げ、おから、豆乳などの豆製品に、しょうゆ、みそ、大豆油などの調味料にも含まれます。チョコレート自体はアレルギーはありませんが、チョコレートに含まれる大豆油がアレルゲンとして表示されます。

・鶏肉:鶏肉はこれに関連する卵アレルギーの方は注意が必要です。

・バナナ

・豚肉

訳あり 山の恵 松茸 100g 長野県産

訳あり 山の恵 松茸 100g 長野県産

 

・まつたけ

・もも

やまい

・りんご:りんごは花粉症の方に多い食物アレルギーの食材です。りんごそのものだけでなく、りんご酢などにも含まれます。

森永製菓 クックゼラチン 13袋入り (5g×13P)×4箱

森永製菓 クックゼラチン 13袋入り (5g×13P)×4箱

 

・ゼラチン:ゼラチンは牛肉や豚肉の骨から作られる凝固剤で、卵、乳製品アレルギーの方は注意が必要です。

 

7品目、20品目には入りませんが、まれに米、たこ、アルコール(酒)などもアレルギーにかかる人もいます。

 

食物アレルギーを予防するにはこれらに該当する食材の除去食で対応しなければなりません。自分で手作りするのがベストで、自分で作ると何が入っているのかがわかります。外食は避けるべきで、学校給食、学食、社食も避けた方が無難です。

食物アレルギーは乳幼児に多く、成長とともに治るのが普通です。しかし、小学生以降になっても治らず、大人になっても続く人もいれば、大人になってから食物アレルギーになる人もいます。

食物アレルギーの除去食や治療法などについては専門の医師にご相談の上で実践してください。

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*参考リンク*

ウィキペディア(食物アレルギー):https://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E9%A3%9F%E7%89%A9%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC

食物アレルギーねっと(ニッポンハム):http://www.food-allergy.jp/

 

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