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食中毒の予防

こんにちは!すだち(くま・♂3歳)です。

今日は「食材研究所」をお送りします。

 

今月は「食中毒の予防」です。

 

この時期は食中毒の季節です。夏は他の季節に比べて食べ物が傷みやすく、衛生には気を配らなければなりません。

 

食中毒の種類は以下の通りです。

・細菌性:菌やウイルスに感染して起こる食中毒で、食中毒の多くがこの分類です。細菌性の食中毒は感染型と毒素型があり、感染型はサルモネラ菌O-157ノロウイルスなどがあります。毒素型はブドウ球菌黄色ブドウ球菌)、ボツリヌス菌などがあります。

サルモネラ菌は豚肉などに多いです。ブドウ球菌は手指をけがした時にそのバイ菌で感染して起こる食中毒で、飲食店では手指をけがをした従業員の労働は禁止のところが多いです。ボツリヌス菌は土に含まれる菌で、過去にはからしれんこんの食中毒の原因にもなりました。はちみつにもボツリヌス菌が含まれておりますが、はちみつの中のボツリヌス菌は半分死滅した状態で含まれていますので、普通の人は食べても害にはなりません。しかし、生後1年未満の赤ちゃんが食べると「乳児ボツリヌス症」という病気にかかり、死亡するケースもあったため、生後1年未満の赤ちゃんは絶対に与えてはなりません。

O-157は別名:病原性大腸菌腸管出血性大腸菌)とも呼ばれ、学校給食での食中毒で大きな問題となりました。症状は下痢を引き起こしますが、まれにHUS(溶血性尿毒症症候群)を引き起こし、死に至る恐れがあります。

ノロウイルス感染性胃腸炎などを引き起こす食中毒のウイルスで、他の菌では主に夏場で起こりますが、ノロウイルスの場合は主に冬場に起こる食中毒です。冬の食中毒の多くがノロウイルスで、O-157と同様に学校給食や福祉施設で多く発生しています。

・自然毒:その食材から由来する毒で起こる食中毒で、動物性と植物性があります。動物性ではおなじみのふぐ。ふぐは肝などに毒があります。植物性ではきのことじゃがいもで、きのこは珍しい形のきのこは要注意です。じゃがいもはそのものは毒はありませんが、じゃがいもの芽に毒素があります。

・化学性:金属などで起こる食中毒で、代表的なものはヒ素や水銀などです。

 

食中毒の発生時期は7~9月までの夏場が一番多いです。ノロウイルスは先ほど言った通り、冬場に多いです。

食中毒の発生場所は飲食店が圧倒的に多いですが、家庭や仕出し店でも多いです。学校給食では数自体は多くはないですが、1つの学校で1000人以上を超す大規模な食中毒事故が起こります。福祉施設でも同様です。学校や福祉施設は抵抗力が弱い子どもと高齢者が大半なので、調理をする人たちは神経を使わなければなりません。

 

家庭でもできる食中毒の予防法ですが。

・十分に加熱をすること。

・手指、調理器具の消毒をすること。

・作ったものは早めに食べること。

・お弁当の場合は持参する際に必ず保冷剤を入れること。

などなど、季節を問わず、食中毒の予防は必ずしましょう。

 

もし家族が食中毒の症状が出た場合、すぐにかかりつけの病院で診察をしましょう。2次感染予防のため、おう吐物は直接触らず、ゴム手袋をつけて洗います。洗う際は普通の洗剤は使わず、塩素系の漂白剤を薄めて洗ってください。おう吐物を洗ったスポンジやタオルなどはそのまま捨てましょう。おう吐物の処理の際はマスク着用もお忘れなく。

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食中毒のくわしい予防方法についてはホームページをご覧くださいね。

 

*参考リンク*

食中毒の予防方法(花王ホームページ):http://www.kao.co.jp/pro/food_poisoning/prevention/

感染を防ごう!子供の嘔吐物の正しい消毒処理(いしゃまち):https://www.ishamachi.com/?p=10344

食中毒かもしれないときは病院へ!危険な症状や、注意点を解説(健康ぴた):http://kenko-pita.com/food-poisoning-hospital

*参考文献*

「フードコーディネーター教本」 日本フードコーディネーター協会編 柴田書店

 

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